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2026年、これからの家づくりで本当に大切にしたいこと

——性能の数字の先にある「暮らしの質」

こんにちは。
年が明けて、早くも1月も中旬に入りました。
本日、2026年1月14日。皆さま、年末年始はいかがお過ごしだったでしょうか。

先日、ここ静岡市でもほんのわずかですが雪が舞う日がありました。
記憶では8年ほど前に積りはしなかったけど静岡でも雪が降ったように思います。
「静岡で雪?」と驚かれた方も多かったのではないでしょうか。
普段は温暖な地域だからこそ、こうした寒さを感じる出来事があると、
家の中での過ごしやすさについて改めて考えさせられます。

年明け最初のブログでは、
これまでお伝えしてきた断熱・気密・湿度・日射といった話を振り返りながら、
2026年、これからの家づくりで本当に大切にしたいことについて整理してお話ししたいと思います。

「性能の数字」が目的になっていないか?

近年の家づくりでは、

・UA値

・C値

・断熱等級

・省エネ性能

といった「性能の数字」を目にする機会がとても増えました。

もちろん、これらはとても大切な指標です。
ただ一方で、数字を追いかけること自体が目的になってしまっているケースも少なくありません。

本来、住宅性能は
**暮らしを快適にするための“手段”**であって、
ゴールではないはずです。

では、そのゴールとは何なのか。
それはとてもシンプルで、

・冬、寒さを我慢しない

・夏、暑さで疲れない

・家のどこにいても温度差が少ない

・体に負担の少ない環境で暮らせる

こうした「日々の暮らしの質」だと考えています。

寒い日こそ分かる、家の本当の実力

先日は静岡市でも僅かですが雪が舞いました。
夕方から急激に温度が下がり、風も強く外にいるとかなり寒かったですね。

こうした日こそ、住宅の性能差がはっきり表れます。

・エアコンをつけても足元が寒い

・朝起きたとき、リビングが冷え切っている

・廊下やトイレに行くのがつらい

一方で、断熱・気密・日射のバランスが取れた家では、

・室温が大きく下がらない

・暖房を強くしなくても快適

・家の中で「寒さを意識しない」

という状態が当たり前になります。

これは決して特別な暮らしではなく、
設計の考え方ひとつで実現できる快適さです。

本当に大切なのは「温度の安定」と「穏やかさ」

これまでのブログでも何度かお伝えしてきましたが、
快適な住まいに欠かせないのは「最高温度」ではありません。

重要なのは、

・室温が大きく上下しないこと

・朝晩で体感が変わらないこと

・部屋ごとの温度差が少ないこと

つまり、温度の安定です。

加えて、

・冬に過度に乾燥しない

・夏にジメジメしすぎない

といった湿度とのバランスも、暮らしの質を大きく左右します。

数字上の性能が高くても、
温度や湿度が不安定では、心地よい暮らしにはなりません。

自然の力を上手に使うという考え方

快適な家づくりというと、
「高性能な設備」や「最新の機械」に目が行きがちですが、
実はそれだけではありません。

・冬の日射をどう取り込むか

・夏の直射日光をどう遮るか

・建物を敷地のどこに配置するか

・軒や窓の位置をどう考えるか

こうした自然の力をどう扱うかという視点が、とても重要です。

昔の日本の家づくりがそうであったように、
無理に逆らうのではなく、
上手に利用することで、暮らしはぐっと楽になります。

2026年も大切にしたい家づくりの軸

今年も変わらず大切にしていきたいのは、

・性能の数字を追いかけるだけでなく

・実際の暮らしをイメージし

・住んでから「楽だな」「心地いいな」と感じられる家

を一棟一棟丁寧につくることです。

静岡のように比較的温暖な地域でも、
寒い日は確実にありますし、夏の暑さは年々厳しくなっています。

だからこそ、
「我慢しない暮らし」を当たり前にする住まいを、
これからも真剣に考えていきたいと思います。

まとめ——数字の先にある暮らしを見据えて

2026年のスタートにあたり、
改めて感じているのは、

良い家とは、性能表ではなく、日々の暮らしの中で評価されるもの

だということです。

・寒い日に家に入った瞬間、ホッとできる

・朝起きたとき、体がつらくない

・季節が変わっても、暮らしのリズムが崩れない

そんな住まいを、今年も一つひとつ積み重ねていきたいと思います。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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