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寒い朝でも布団からすっと出られる家と、出られない家の違い

おはようございます。
春が待ち遠しい今日この頃です。

今年も2月に入り、朝晩の冷え込みが厳しくなってきました。
先月、静岡市でも少し雪が舞う日がありましたが、この時期になると毎年感じるのが「朝の寒さ」です。

布団の中は暖かいのに、
「出た瞬間が寒い」
「床が冷たくて足をつけたくない」

そんな理由で、つい布団から出るのをためらってしまう方も多いのではないでしょうか。

実はこの“朝のつらさ”こそ、住宅の性能差がいちばん分かりやすく表れる場面だと感じています。

今回は、
寒い朝でもすっと起きられる家と、なかなか布団から出られない家の違いについて、できるだけ専門用語を使わずにお話ししたいと思います。

 

朝がつらい家に共通する特徴

まず、朝が寒くてつらい家には、いくつかの共通点があります。

・夜の間に室温が大きく下がる

・暖房を切るとすぐに冷える

・床や壁が冷たい

・部屋ごとに温度差がある

このような家では、朝起きた瞬間の室温が低く、体が一気に冷たい空気にさらされます。

その結果、

・布団から出るのが億劫になる

・朝の身支度がつらい

・寒さで体がこわばる

といった小さなストレスが、毎日少しずつ積み重なっていきます。

 

「寒い」の正体は、実は温度だけではない

ここでひとつ知っておいてほしいのが、
人が感じる「寒さ」は、空気の温度だけで決まるわけではないということです。

大きく関係しているのが、

・床や壁の表面温度

・室内の温度ムラ

・放射による冷え

です。

たとえエアコンで空気の温度が20℃あったとしても、床や壁が冷たいと、体の熱が奪われて寒く感じます。

特に冬の朝は、

・床が冷たい

・窓まわりが冷える

・壁から冷気を感じる

といった状態になりやすく、これが「布団から出たくない」大きな原因になります。

 

朝が楽な家は「夜の間に冷えにくい」

一方で、寒い朝でも比較的すっと起きられる家には、はっきりとした特徴があります。

それは、
夜の間に家があまり冷えないということです。

・断熱性能が高く、熱が逃げにくい

・気密がしっかり取れていて、冷たい外気が入りにくい

・室内全体の温度差が少ない

こうした家では、夜に暖房を弱めたり切ったりしても、朝の室温が大きく下がりません。

その結果、

・朝起きたときも室温が安定している

・床の冷たさを感じにくい

・布団から出る心理的なハードルが低い

という状態になります。

 

「気合で起きる」必要がない暮らし

性能の高い家に住んでいると、冬の朝の感覚が大きく変わります。

・「寒いから起きられない」ではなく

・「普通に起きられる」

この違いは一見小さなことのようですが、毎日積み重なることで、暮らしの快適さに大きな差が生まれます。

寒い家では、朝起きるのに“気合”が必要になります。
一方で、温度が安定している家では、起きること自体がストレスになりません。

これは、
我慢しないことが当たり前になる暮らし
とも言えると思います。

 

静岡のような地域こそ差が出やすい

静岡は比較的温暖な地域ですが、それでも冬の朝は確実に冷えます。

だからこそ、

・「そこまで寒くない地域だから大丈夫」

・「断熱はほどほどでいい」

と考えてしまうと、朝の寒さを毎年我慢する家になってしまいます。

一方で、断熱や気密をしっかり考えた家では、静岡の気候を活かしながら、無理のない快適な暮らしが実現できます。

 

朝の快適さは、住んでからずっと続く

朝の寒さは、住み始めて数年で慣れるものではありません。

10年先、20年先、その先もずっと

毎年必ず訪れる冬の朝です。

だからこそ家づくりでは、

「朝、どう感じるか」
「布団から出るとき、どうか」

という視点も、とても大切だと思っています。

まとめ —— 朝が楽な家は、暮らし全体が楽になる

寒い朝でも布団からすっと出られる家は、

・断熱と気密のバランスが取れていて

・室温が安定し

・床や壁が冷えにくい

という特徴があります。

その結果、

・朝のストレスが減り

・体への負担が少なく

・一日のスタートが穏やかになる

そんな暮らしが実現します。

家の性能は、スペック表よりも、
こうした日常の何気ない瞬間でこそ実感されるものです。

これから家づくりを考える方には、ぜひ「冬の朝の過ごし方」を想像しながら、住まいについて考えてみてほしいと思います。

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