工事日誌
住宅の収納
2024.10.9
おはようございます。
本日は住宅の収納について少しお話をしたいと思います。住宅を建てる際どれくらいの収納があればいいのか迷うと思います。一般的に延べ床面積の10%以上が推奨とされています。但しこの10%というのは大きい家なら十分かと思いますが例えば30坪の住宅の場合10%の収納量は3坪=6畳=約10㎡となります。想像してみてください。自宅の荷物(仮に4人分)を6畳の部屋にすべて入れられるか。やはり少し手狭に感じませんか?やはりどんな家でも最低限の荷物があると思います。なのでどんな家でも最低でも12㎡以上は必要です。また、収納の仕方も1カ所に集中し収納する方法と分散して収納する方法があります。集中収納と分散収納はそれぞれメリット、デメリットがあると思います。集中収納のメリットは全てのものを1カ所に持っていくので収納箇所、1カ所ですべてが完結します。ただし、いざ使うときにはわざわざ収納まで取りに行かなくてはならないデメリットがあると思います。分散収納は日用品の購入時それぞれの箇所にわざわざ分けて収納しなければならないデメリットがありますがいざ使うときにはその場にあるのですぐに持ってこれるメリットがあります。少し両極端な言い方でしたが出来ればある程度の集中収納と分散収納のハイブリットがベストな選択可と思います。最近、流行りのファミリークローゼットを1カ所あるから大丈夫と安易に考えると後から生活しにくい収納になる可能性があるので注意が必要ですね。ファミリークローゼットを造るにしてもリビングや脱衣場にも少しでも収納を設けた方が後々生活しやすい収納になると思います。収納箇所をつくる方法としてすべてがクローゼットってわけではありません。洗面化粧台に収納を設けるとかテレビ台やキッチンの背面に造作の家具などを設けるなど収納をつくる工夫はいくつもあります。収納を考える際の参考になればと思います。
洗面化粧台の吊戸収納 ミラーボックス
テレビ台収納
パントリー収納(可動棚) 背面落下防止
脱衣場収納